昨日の新聞のコラムに載っていた「今を生きる」という題名に目がとまり読み続けました。
「死の臨床」という医療者の研究会でのテーマの議論からの内容でした。
「死」と聞くと良い感じのニュアンスではありませんが、インドの哲学では、「死」というものをまず認識することから「生」があることを理解していくことから始まります。
死を認識したときに、生が輝き始めるのです。
この新聞では、仏教文化からの観点でしたが、ヨガにも通ずるものなので、一部を抜粋させていただきます。
<大分合同新聞4/10朝刊>
「「今を生きる」「一瞬一瞬を大切に生きる」とは、その時の決断を大切にして精一杯生きること。われわれの日常生活における一挙一動は、瞬間瞬間の決断でなされていることで、それは取り返しのつかないことです。そういう重みのあることを生きているのです。
そうであるのに物事を重要視したり、軽視したりするということは、現実を受け止めきれずに、キョロキョロとよそに目が向いていて、「今」を全身で受け止めていない姿なのです。
仏の智慧は「瞬間瞬間の決断だとしてもそれが精いっぱいの決定なのです」と受け止めることを教えているように思います。
その積み重ねが私たちの人生の実態です。
世間の目を気にして振り回されるのではなく。仏の前なる生活として、生きる姿勢を正されながら、私たちに与えられた状況を精一杯受け止めて生きていきます。仏様どうぞ見守っていてくださいというのが仏教を生きる者の生き方です。」
と書かれていました。
私の中にリアルタイムに意識している言葉が書かれていました。
目の前に与えられたものの中で、どのような心の持ち方を重視していくのか、、、
日々実践です。
masami
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